2008年5月
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アスカ・リサイクル文化社編集長「安藤根八」が日々の業務について語ります。
有限責任中間法人「全国リサイクル・リユース研究会」が発足しました。
一昨年に「全国リサイクル・リユース研究会」が発足しましたが本日、有限責任中間法人への移行の登記が完了、認可がおりました。
一昨年のPSE問題に端を発した家電製品のPSE問題も、PSEマークを貼らなくても中古家電の売り買いが自由にはなったものの、リサイクルショップ業界を取り巻く環境はSR認証制度や家電リサイクル法の見直し等、経済産業省からの要望も強くなってきています。
SR認証制度は、リサイクルショップの差別化を行なうことを目的としています。優良ショップとそうでない店舗を差別化して、優良なショップでの商品の販売を促すことは、業界発展のために欠かせないことでありますが、このSR認証制度を作成するまでの過程が甚だ不明瞭でありました。
追手門学院大学経営学部学部長の地代憲弘教授(現在、追手門学院大学副学長)に会長になっていただいた「全国リサイクル・リユース研究会」では昨年春より、経済産業省に何度も足を運んでPSEの廃止を訴えてきました。
経済産業省は昨年秋口より「製品安全小委員会」を発足させて、PSE問題の見直しと今後の安全策を模索していたようですが、リサイクル・リユース業界全体には何等のアプローチもありませんでした。
そして本年夏に「SR認証制度」を打ち出し、認証機関として協議会を作っていくという形となりました。研究会としては「これまでリサイクル・リユース業界の全体の意見を反映させたものではないものの、SR認証制度の考え方自体は間違っていない。しかし今後の認証その他についてはリサイクル・リユース業界の意見をもっと反映させるべき」との方針で、この協議会への参加を表明いたしました。
経済産業省からは「協議会参加を表明した業界団体は、SR認証をどのように行なうかを説明しろ」との要請があり、9月27日にプレゼンテーションを行なってきました。
しかしながらその後、経済産業省からの連絡はなく、SR認証制度をどのように行なっていけば良いのか、方向性が一向に出てきません。
協議会の参加資格は「法人化された組織」という規約になっているため、今までの研究会では効力がないと判断して、今回の有限責任中間法人としての法人化に踏み切った訳です。
優良ショップを選別して、悪質なショップを淘汰していく・・・という考え方は確かに間違っていません。一般消費者に真の安全・安心を訴えていくのはリサイクル・リユースショップの命題でもあります。そのために、ごく限られたリサイクルショップのみがこのSR認証制度に参加しても意味がないのです。
リサイクルショップの団体は9団体あります。しかし、それぞれが個々の活動を行い、団体間の横のつながりがあまりありません。本当に消費者の皆様に安全・安心を訴えかけていくのには、リサイクルショップが一丸となって、業界内でどのように自主規制を行なわなければならないか!をもっと煮詰める必要があります。
来年からは、この有限責任中間法人『全国リサイクル・リユース研究会』において、SR認証制度自体を全国のリサイクルショップの皆様に訴えかけて、認証の内容を問いかけます。
しかし、一組織がいかに声を大にして「安全・安心」を訴えかけても、業界がまとまらなければ効果はありません。
昨年7月、全国リサイクル・リユース研究会が呼びかけて、全国のリサイクルショップ団体が一同に会するシンポジュウムを開催しましたが、業界の横をたばねる組織結成にまでは至りませんでした。来年こそ、リサイクルショップの団体の連合体といった全国的な組織作りを行なっていくことが必要であります。
また、本年の漢字は『贋』と言われたくらい、贋物、偽造が大流行しました。ブランド品においても中国などからコピー品がどんどん渡ってきています。その尖兵があたかもリサイクル商品であるかのごとく巷間言われております。
しかしながら、コピー品(新品!)を作って販売する業者が一番悪いのです。リサイクルショップは、一度使った商品を消費者から買い取って販売する業界ですし、鑑定人の厳しい眼で選別されているので、コピー品が入り込む余地がないのです。
「リサイクルショップ」と言う名のもとに、新品(それもコピー!)を販売する悪質ショップが存在することも事実でありますが、これからもそうした店舗は業界自体が追放していかなければなりません。
優良なショップは、どんなことがあってもニセモノは扱っていない!ということをもっともっと世間にアピールしていかなければならないのです。
来年、『全国リサイクル・リユース研究会』は、コピー品鑑定講習会などを東京で開催して、コピー品撲滅活動を展開します。また、リサイクルショップ団体の連立組織結成も訴えかけていく所存です。弊社自体は出版社であり、研究会も学術的なアプローチからリサイクル・リユースを考えるという方針ですので、連合組織体結成に向けてのサポート活動のみを行ないます。皆様のご協力、ご助言のほど、よろしくお願いいたします。
有限責任中間法人『全国リサイクル・リユース研究会』
名誉顧問 地代 憲弘
追手門学院大学副学長
代表理事 安藤 根八
㈱アスカ・リサイクル文化社代表取締役(本社:大阪府大阪市西区)
副代表理事 林 隆一
㈱三喜代表取締役(本社:宮崎県宮崎市大工)
理事 岸田 実
ミノル電化代表(本社:大阪府大阪市浪速区日本橋)
幹事 西山 球一
西山商店代表(本社:大阪府大阪市浪速区日本橋)
目的
リサイクル・リユース業界を取り巻く経済的な視野に立って研究や調査を行い、リサイクル・リユース文化の発展を促し、加えて不正な商品を排除する啓蒙活動を目的とする。
投稿者 : 2007年12月26日 14:18
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